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<   2005年 08月 ( 10 )   > この月の画像一覧

Bali Nite @ Dream Island

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夜の植物園@夢の島。








何故かバリ舞踊もada.
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by akkohapp | 2005-08-28 01:40 | M&A Camp

あのころ

ひざ小僧を抱いて、階段に座って遠くを眺める少女、
腕を骨折し包帯を巻いている猫、
モスグリーンの荒れた海の上で本を読むビジネスマン・・・
懐かしいような淋しさと、
よく覚えているような孤独感に包まれた絵が続く。

ミヒャエル・ゾーヴァによる挿絵と
那須田淳氏による文章によって構成されている
『少年のころ Kindheit』(小峰書店)は
少年、少女の頃を通り過ぎた、
それでもまだあの頃の感覚をどこかで覚えているような
大人のための絵本だ。

子どもの頃、何の前触れもなく、けれど確固たる存在感で
「死」や「孤独」はいつも突然私に迫った。
あのころってどうしてあんなにそういうものに敏感だったんだろう。
そういうものから、最も遠いところにいたはずなのに。

小学校3年生、3学期の終わり、具合が悪くなって保健室に行った。
保健の先生はすぐ戻ってくるから、と言ってどこかへ行ってしまい、
まだ冬の匂いがする保健室の中で動いているものは、
保湿機の音と先生が残していったホットカルピスの湯気だけだった。
私はベッドの上で、保健室の白い天井を見つめながら
校庭から聞こえる先生や他の子ども達の声を聞いていた。
いつも、そういう時だった。
「それ」がやってくるのは。
この世で自分は一人で、
いつか
お父さんも
お母さんも
おばあちゃんも
おじいちゃんも
妹も
みんな死んでしまう日が来るということ、
生まれてきたけれど、
いつかは死ぬのだということ、
そんなことにハッと気がつき、
猛烈に怖くなるのは。
糊の利いた保健室の布団を口元まで引っ張り上げて
突然襲う「それ」に耐えた。

思春期になるにつれて、そんな大それた恐れや不安、それ自体は
次第に私の中から色を薄めて行ったけれど
あんな大きな恐怖や不安に時折包まれていた
子どもの頃の自分の風景は、まだ記憶している。

『少年のころ』は、あの頃に感じていた「それ」や
あの頃私が見ていた情景を浮き上がらせる絵本だ。

挿絵を担当したミヒャエル・ゾーヴァ氏は
映画『アメリ』の美術担当で、アメリの部屋の中に飾られていた
可愛らしいけれどちょっとスパイスの効いた不思議な絵は彼によって描かれたものだ。

子どもの頃の情景、それは人それぞれ違うもののはずなのだけど、
例え自分のしたことのないこと、見たことのないものを
目の前にポンっと出されても
なんとなく、
「ああ、それよく覚えてる!懐かしいよね」
と瞬時に共有できてしまうのは何故だろう。
「子ども」であるというだけで、
みんな何か同じものでつながっていたからなのかもしれない。




『少年のころ』より抜粋

-隠れ家
子どもの頃、
押入れに隠れるのが
好きだった。
本とお菓子を持って、
もぐりこむこともあったし、
ただ目をつむっている
だけのこともあった。
そんなとき、
押入れの中は無限に広く、
いつも時間は止まっていた。

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by akkohapp | 2005-08-27 12:10 | Art& Music

叫べ!!

「DCに住んでたんだ」
というと、
「ああ!チョコレート・シティだね!」
という返答を受けたのは一度や二度ではない。
初めてそう聞いたときには頭の中に?が三つほど浮かんだ。
恐らく、「チョコレート」というのは、
人形の家のように並ぶ家々のレンガの色のことを指しているのではなかろう。
それはきっと肌の色のことを指しているのであって
DCはチョコレート色の肌を持つ人々が多く暮らす街、
そういうことになる。

ところが、私が住んでいたジョージタウン周辺では
スーパーマーケットで買い物をしているのも、
バス停でバスを待っているのも、
金曜日の夜になるとストリートに繰り出してくるのも、
ほとんどが白人だった・・・
ような気がしていた。
だから、何故あの都市が「チョコレート」であるのか
全くピンと来なかったのである。

ところが。

スーパーマーケットでレジを打っているのも、
バスを運転しているのも、
金曜日の夜でなくともストリートで物乞いをしているのも、
ほとんどが黒人だったことを思い出した。

DCがチョコレート・シティと呼ばれる所以、
それは数字を見れば明らかになる。
DCの人口は約60万。
そのうちの60%が、Race in the Census(国勢調査)の
"Black, African American"というボックスにチェックをつける。
数にすればおおよそ35万人。
ちなみにアメリカ全土におけるアフリカ系アメリカ人、あるいは黒人が
人口に占める割合は12.3%、同じくアジア系アメリカ人の割合は2.7%である。
U.S. Census Bureau 2000年のデータより。)


「う~ん??チョコレート・シティー・・・って言われてるけど・・・
私がいたところはどっちかっていうとホワイトチョコレートだったかな・・・」
そんなマヌケな返答をしていた私にとって、
今日観賞した映画"SLAM"は衝撃的なものだった。

映画のあらすじ等はアマゾンで読んでいただくことにするが、
とにかく、そこには私の見たことのないDCが荒々しく繊細に描かれていた。

留学中は、「Union Stationよりあっち側に一人では行かない」というのは
誰に教えられなくてもなんとなくみんなが守っていたことで
それだけに初めてグレイハウンドバスに乗るために
Union Stationよりも奥へ歩いて行ったときには自然に早足になったのを覚えている。*
この映画は私が決して見ることのなかった「ダイヤの奥」の真実を激しく露呈したもので
これを見ることによっていかに自分が10ヶ月間の間、狭い範囲で生活をしていたのかが
よく分かった。


"Slam"とはビートに乗せて言葉を紡ぐ新しい詩のプレゼンテーションの方法だが、
主人公の若者はこうして自らの言葉を自らの方法を通じて使うことによって
世界観をゲットーより外へと広げてゆく。
そこには暴力やドラッグ、不公平な正義も多く歌われるが、
人種や背景に関係なく、純粋に人を愛する気持ちや、自分の恐怖や不安をも
真っ向からぶつけてゆく言葉は常に逞しく、優しく人々の心を打つ。
主人公を演じたSaul Williamsは正真正銘の詩人(/ミュージシャン/俳優)で、
彼の言葉を母国語の感性で聞き取れないことは非常にもったいない思いがした。


豊かな音楽も、個性的な絵も、力強い言葉も、
ピカピカに磨かれた真っ白な場所から生まれるのではなく
それら芸術の底辺にはいつだって、
汚れも傷も呑み込んだ、ストリートの熱い血が流れているのだろう。
一週間後に控えた三度目のDCへの旅。
また新しいDCの一面が見られることを期待したい。








* ダイヤの形をしたDCのちょうど真ん中よりもちょっと右に位置する
Union Stationよりも奥(ダイヤの右、上)は、
低所得者が多く住む地区となっていて
ストリートの雰囲気もガラリと変わる。
店の多くが窓枠に鉄格子をはめており、
また車も大きなアメリカ産のものがほとんどになる。
ジョージタウンはダイヤの左側に位置し、ポトマック川を挟んでバージニアとなる。
ホワイトハウスやFBIといった政府機関が多く位置するのはダイヤの中心。
 
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by akkohapp | 2005-08-27 01:28 | Art& Music

キッチン

彼と料理をするのが好きだった。
キッチンはとっても狭かったけれど
ものすごいチームプレイで
卵を割ったり
氷を入れたり
かき混ぜたり
皮をむいたりして
言葉も少なく、
たまに
"thank you"とか
「あ、ごめんね」とか
"could you pass me the drainer?"とか
料理に関係あることだけを淡々と口にしながら
一緒に食べる一つのものを作る、
創作過程とか言うには大袈裟だけど、
そうやって一緒に作って出来上がったものを
二人して「うま~~~い」って食べるのが楽しかった。

フレンチトーストを作るために、砂糖とシナモンをたっぷり入れた
溶き卵の中に、レーズンパンをひたす彼の裸の手はなかなか色っぽくて
フォークとかを使わずに、手をつかって優しく丁寧にパンをたまごにつけるしぐさが
いやらしいなと思った。

初めて作ってくれたのは朝ごはんのオムレツ。
前にも男の人に朝ごはんのオムレツを作ってもらったことがあったことを
ちょっとムズムズしたかんじで思い出した。
ただ卵を割ってフライパンで焼くだけのその料理には
料理をした人が育ってきた家庭の風景や、その人の嗜好がクッキリ映し出されておもしろい。
彼の作るオムレツにはいつもフィラデルフィアクリームチーズの塊がたっぷり入っていて
そのクリーミーな味覚が何でもない朝ごはんをなんだか豪華にした。
そうやって自分がオムレツを焼いている間に、必ず
"Could you do me a favor?"って言って
"Could you put butter on toasts?"っていつも同じことを頼まれた。
最後の方は、頼まれなくてもしてたけど、やっぱり丁寧に
"Could you do me a favor?"
って聞いてた。

彼がたくさん汗をかきながら帰って来た夕餉は、
私も汗をかきながらパエリアを作っていた。
黄色いごはんをかき混ぜながら、
最後にトマトをどういう風に入れようか考えていた。
本当は冷やし中華を冷しゃぶ風に進化させつつさっぱりした
夕食にしようと思っていたのに、キュウリを切ってしまってから
一緒に見たガウディの大聖堂の写真集を思い出して
ムショーにスペインに呼ばれる気がしたもんだから
そのままパエリアってしまった。
冷蔵庫の中に細く切られたまま眠ることになったキュウリに
苦笑いしながら、いつか一緒にスペインに行きたいねと言って
何回もお代わりしてた彼。

チキンを使ったインドネシア料理を作った夜は
電気を消した後、寝る前に私の手を自分の鼻に持っていって、
暗闇の中で匂いを嗅いでいた。
タマネギたくさん刻んだから臭いよ、って言ったら
香辛料の香りがする女の人の手は、一番セクシーだと言った。


味や匂いの記憶は、脳みそに残る言葉や文字の記憶よりも
ずっと鮮やかで、永久保存的で、
これからそんな匂いや味に再会する度に
瞬間的にあのひとコマひとコマを思い出すんだろうと思う。

全ての料理を終えて、食事も終えて、
食器を洗ったあと、必ずピカピカに磨いた底の深いフライパンを
裏返してコンロの上に丁寧に置く彼の背中、

彼が好きだと思った。
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by akkohapp | 2005-08-23 23:37 | M&A Camp

FUNKY 風呂屋

「銭湯、行こっか」

自転車にかかっている紫色のチューブタイプの鍵を外しながら
もう彼の顔は嬉しそうだった。
ちゃんと生きることがバカらしく思えてくるほど
巨大な月が八月の夜を脚色している。

中国人マフィアやホスト、キャバ嬢や疲れたサラリーマン、
客引きに一生懸命なアフリカ人や
次から次に押し寄せる学生サークルの集団なんかが
入り混じる新宿歌舞伎町から自転車で10分、
新宿の奥地に、その銭湯はある。
Deep South、もとい、Deep Shinjuku、Heart of Shinjukuの風呂屋は
彼のお気に入りの場所だ。

バブル崩壊後の地価高騰により
多くの家主や店主が土地を去らなければならなかったという
背景のせいで、その一帯は新宿だとは信じられない静けさだ。
昭和で時が止まっている。
最近ではお見かけしなくなったビールの自動販売機があるのはもちろん、
床屋のサインはあの赤と青と白のトリコロールカラーがクルクル回ってるやつだし
戸を閉ざした寿司屋には「オモチカエリデキマス」とカタカナの表記がある。
そんなエアポケットを、二人乗り自転車でぐんぐん駆け抜けて
キャーキャーはしゃいでたら
あっという間に銭湯についた。

どんなに腐ってもそこは新宿ど真ん中、
客層がファンキーこの上ない。
軒先で「刺青、タトゥー等しているお客様はご入浴できません」なんて
ヤワなことをホザく風呂屋ではないのだ。

番台で不機嫌そうにしているおじさんに入浴料400円とタオル代10円を払う。
(「番台」という単語、最近死語に近い。
こうして新鮮に使うことができてうれしい。)
(このご時世、10円で何かを買ったりできるってすごいことだと思う。)

「10時・・・半?」
「・・・・10時45分!!」
「・・・・・・・・」
「・・・・10時半に上がって、15分体拭いたりするから!いいでしょ?!」
今、9時半。

夏真っ盛り。
私にとって夏のお風呂の楽しみ方は、
ザバっと入って汗を流したら、次の汗が出ないうちにサラっと上がって
火照りの取れた肌の上から下着をつけて
クーラーガンガンの部屋で「あーーー」ってする、
オヤジ度満点のこれに限ると思うんだが、彼は違う。
放っておくと浴槽に2時間でも入っている。
よく肌がふやけないもんだと感心するくらいの、オフロ魔なのだ。

時間を決めてそれぞれ男湯と女湯へと別れてゆく。
脱衣所は割と広いが、何故か喫煙所があって、
一風呂浴びた極道の妻系がプファ~とやっている。
そのとなりで髪をかきあげ、裸で涼んでいるのは
ホステス系韓国人ママ。
脱衣所に喫煙所がある風呂屋を、私は他に知らない。

毎日男湯と女湯が入れ替る仕組みなのだが
この日は女湯に露天風呂がある日だった。
といっても、単に屋外に風呂があるというだけで、
新宿のど真ん中、トタン屋根だけがショボく取り付けられたその露天風呂では
なかなかスリリングな快感が味わえる。
他にも、ツボ押し、寝湯、立ち湯、スーパージェット、薬湯など
五種類ほどの湯壷があり、なかなかのバリエーション充実度だ。
何故か浴槽の上の壁には造花が飾られており、
ランやバラなんかが驚くべき美意識感覚の欠如と共に
一本一本等間隔を置いて並べられている。

男湯と女湯の仕切りはもちろん壁一枚で
女湯で
「静かな湖畔の森の陰から~♪」
と歌えば
「もう起きちゃ如何とカッコウが鳴く~♪」
と男湯から歌い返せる仕組みになっている。
あるいは、ヤクザmamaが
「アンタ!!」と叫べば
壁の向こうから銃声が鳴り響くようになっている。


毒々しい薬風呂にすっかりのぼせて、
それでも何度か冷水を浴びたりして浴槽にいる時間をギリギリまで引き延ばした。
それでも時計は10時5分。
男湯からも女湯からも見られるようになっているその仕掛け時計は
一時間ごとに小人が出てきて踊るキュートなもので
極道系客層とのミスマッチさが、またたまらなくヒップなかんじだ。
脱衣所から出てやっと10時15分。
あと30分・・・

  二人で行った横丁の風呂屋
  一緒に出ようねって言ったのに
  いつも私が待たされた~~♪♪

ボロボロに破れた合皮ソファーに座って
テレビでやっているエディーマーフィーの
コメディ映画を見ながら彼を待つ。
番台では半分ボケたおじいちゃんが400円の入浴料を払った払わないで
番頭と口論している。
「だーかーらー!!さっき400円もらってないでしょ!」
「あーー?」
「だーーかーーらーーー!!!!」

湯から出てきた老若男女は
これまた今時珍しい瓶牛乳を近くの
冷蔵庫から取り出して、その蓋を開けるの悪戦苦闘したり、
アイスを買ったりして、新しく肌からにじみあがってきた汗を抑えている。
そしてある程度落ち着くと、番頭に「ありがとーござぃやしたー」と声をかけ、
首からタオルをぶら下げて帰ってゆく。
やくざmamaや、韓国人ホステスは入浴後もキッチリ眉を書いて
そそくさとサンダルを履くと、さっぱりとした後姿で去っていった。

10時55分をたっぷり回ったころ、ようやく彼が出てきた。
顔が卵みたいにツルツルしてる。
「ごめんねー」なんて言いながら、にこにこしちゃって
手に持ってる紙を広げて見せる。
「見ろよこれー、さっき脱衣所でホームレスの人にもらっちゃったよ!」
白い紙には、キレイな目をした男の子が鉛筆だけで描かれている。
「どこに住んでるのかって聞いたらさー、『ん~とりあえず新宿』って
言ってたよアハハ!」
良かったねー、と言いながら、ホームレスって・・・とますます
風呂屋の謎が深まる。
「今日はヤクザ二人もいたよ。
二人とも背中から太ももにかけて立派な刺青してた。」


CCレモンを半分こしながら
二人乗り自転車で帰ったら、
パトロール中のおまわりさんに止められた。
「頼みますよーもう」って怒られたけど
「はいはーい」といってやり過ごした。



刺青みたいにクッキリしたクレーターを浮き上がらせながら
ぱんぱんに満ちた月が東京を照らしていた。
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by akkohapp | 2005-08-23 22:31 | M&A Camp

806号室

ジャズを低くかけながら、夕方になって降り出した雨と
遠くで唸る雷の音を聞いていたらついウトウトしてしまった。

目を覚ますとCDはとっくに終わっていて、
雷の音の代わりにこおろぎの羽音が聞こえる。
雨音だけは少しターンダウンしながら、相変わらず庭の緑を濡らしていたけれど
その音も夏の音ではなく、もう初秋の雨音が鼓膜の奥に響く。

電気の消えた真っ暗な部屋の中で、
そんな風に雨とこおろぎの音を聞いていたら
忘れていた秋の感覚を淋しいくらい思い出した。
枯れ葉みたいなセーターのにおいや
ケヤキの落ち葉を踏む乾いた音、
リップクリームを塗る癖や
金木犀の可愛らしいオレンジ色なんか。

夏は毎日カラフルで
あっという間の打ち上げ花火だけれど
気が付けばショータイムは終わっていて
日常の生活に戻ってゆく。
日常の自分が戻ってくる。

毎日自転車をこいで、汗だくになりながら行ったバイト。
10分の短い休憩ごとに電話して、メールして
くたくたなのに夜になったら会いに行った。
なんだかニューヨークのセントラルパークの脇を歩いているような感覚になる
新宿御苑の隣の道路は、サルスベリのピンクが鮮やかだった。
セミが怖くて、マンションの廊下にいたデッカイやつに二人でビビッた。
ちょっと熟れ過ぎていた350円のスイカは、舌に載せるとピリピリした。
とうとう食べ切れなかったね、あのスイカも。
インド料理にハマって、二人で一ヶ月にカレーを5回くらい食べた。
結果、にきびがめっちゃできた。
クーラーの音と、いつも流れてた心地よい音楽。

夏の間、いつもそこにあったあの風景や音、
あの手の感触や
あのくちびるの柔らかさ、
全部なくなってしまう。
夏の部屋は、もう閉じられてしまう。

一つのキャラバンが終わる。
まるでなにもなかったかのようにテントを閉じて
けれど、背負ったサックには一緒に過ごした時間の重みを痛いほどに詰めて
次の旅を始める。
悠久に続く砂丘に風が吹いて、夏の匂いも、夏の音も消してゆくけれど
穏やかな秋の中にきっとまた新しい何かが待っているはずだ。
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by akkohapp | 2005-08-23 21:36 | M&A Camp

わかってる


23歳という年齢は、恋愛の相手に昔よりもずっと色んなことを求めるようになった。
私という自身は、彼という他人に何も求めなくて、ただそこにそのままでいてくれればいいと
思うだけなのに、きっとそれだけじゃずっと一緒にいられることなんて出来ないって
どこかでもう分かってる。
ただ好きだからそれでずっと一緒にいようってカンタンに口約束できちゃうような
10代の恋愛、もうできない。

それでも、ここにあるものを精一杯使って、
一つでもたくさんの笑顔が見られるように、
一日でも長く夏を楽しめるように、
今に浸かるのみ。
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by akkohapp | 2005-08-15 22:17 | M&A Camp

JASC2005


夏の夜、チャリをブっこいで約一時間、
代々木のオリンピックセンターに到着。
オリセン激混みのこの時期にもかかわらず、
バッチリ大量に部屋を押さえているのは
そう、
「第57回日米学生会議」のご一行様なのだ!!!

汗だくになっていたのでハグはためらわれたけど、
やっぱり一年ぶりに会う笑顔を抱きしめずにはいられない。
変わらないビッグスマイル!
相変わらずすぐ泣く子・・・大好きな瞳がそこにある。



なんだかんだあったけれど、やっぱり去年の夏をJASCの中で過ごしてよかった。
あの特別な輪の中で、使い古したみたいな、
それでもやっぱり刹那的な青春喜怒哀楽をたくさん見られて本当に良かった。

熱い夏ももう終盤、
今年のJASCにはどんなドラマが生まれたのかな・・・

終戦六十年を迎えた今年、
沖縄と広島をサイト地に選んだJASCには
やっぱり仲良しこよし集団としての存在意義だけではなくて
これからの日本、アメリカ、そして世界に
伝えてゆかなければいけないメッセージを託したい。

会議終了まであと少し・・・
ECもデリも体調に気をつけて楽しんでね!!
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by akkohapp | 2005-08-14 23:43 | JASC

夢から醒めた夢


夜中に可笑しい夢を見て、
隣にある強い腕に手が触れるのを感じながら
笑って目を覚ました。

目を開いた瞬間、見えたのは笑ってる彼のかお。
「ごめん、起こしちゃった?私笑ってたでしょ?」
と聞くと
「ええ、違うよ、なんか面白い夢見てさ」
と笑っている。

「えぇ?私も面白い夢みて笑って目が覚めたんだけど!」
とやっと言うと
ようやく夢から覚めた目つきでハハ、それすごいなーとノンビリ言う彼。

デジタル時計の薄緑は午前三時十分をぼんやりと浮き上がらせている。

二人でお互いが見た面白い夢の話をして、
30分くらいフトンの中で笑い転げる。
一緒に現実の生活の中でしたことや、お互いから聞いた話が
たっぷり夢に染み込んでいて、
そんな心と体の単純なつながりをいとおしく思う。

メールした瞬間に返信が来たと思ったら
同時にメール送信してたとか、
彼が2pacの本を読んでいる時、私は2pacのCDを聞いていたりとか、
メニューを見てこれ!って指をさした料理が一緒だったりとか、
小さい幸せな偶然が、糸にビーズを通すみたいにつながってゆく。

会えたという一番大事な偶然から、たくさんのものが育ちますように。
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by akkohapp | 2005-08-14 19:11 | M&A Camp

Perfect Match



好きな音楽も、

好きな香りも、

好きな味も、

好きな絵も、

一緒。


こんなことってあるんだなぁって思う。

五感が満たされて幸せってこういうこと言うんだね、って言う。

一日の仕事が終わった後に、
インドネシア料理を二人で食べて
(スープはインスタントに頼った)
ジャスミンのお香を焚いて
ローリンのライブアルバムをかけながら
お互いに会うまでに辿ってきた、
それぞれの生活や
出会ってきた人たちの話をする。


背中の後ろに、広い胸がある。


逢えた。



You make my desire pure... You make my desire pure
Just tell me what to say... I can't find the words to say
Please don't be mad with me... I have no identity
All that I've known is gone... All I was building on
I wanna walk wit you, how do I talk to you?

Touch my mouth with your hands... Touch my mouth with your hands...

Lauryn Hill "Peace of Mind"
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by akkohapp | 2005-08-06 21:22 | M&A Camp