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<   2005年 01月 ( 5 )   > この月の画像一覧

Friday Night


週末の夕方になると部屋の色気ない蛍光灯は
良い香りのするキャンドルの灯に変わった。
パーティー系の音の粒子がそこらじゅうで弾けてるのが見える。
そんな部屋の中で取り仕切られるgoing outのための儀式は、
それはそれは大掛かりなものだった。

髪の毛を1000回くらい梳かしたり、
睫毛に睫毛を重ねるようなことがザラに行われる中、
最も凝ったモノは、"racing for coco"=「ココへダッシュ大会。」
空中に吹きかけた香水(クレムのcoco CHANEL)の下を
3秒で駆け抜けるというもので、(これが一番良い具合に香りがつくらしい、彼女いわく)
お世辞にも広いとは言えないルームナンバー117の
「我が家」ではシャネルの香りの元へ走り込む
豪華な超短距離走が毎週末行われていた。

お酒は常に、窓の桟に積もった雪の中に隠されていて、
それをダラダラと飲みながら、さらにダラダラと服を着ては脱ぎ、着ては脱ぎ。
やれブラの線が見えてるとか、やれファスナーが引っかかったとか
そんなことを繰り返しているうちにあっという間にベッドの上は
惜しくも今宵の装いに選ばれなかった色とりどりの服の山となる。

その頃にはいい加減に酔いも回ってきて、
塗りすぎた口紅もちょうど良い具合に落ち、
青い瞳が濡れたようになるクレムの姿は
我がルーミーながらとても魅力的だった。

九時を回ると、隣人のリエムがドアをガンガン叩きながら
「キミたちまだ準備終わんないの!?まったくオンナって信じられないっ!!!」と
甲高い声で叫びだす。
そんな彼を部屋に引きこみ、
アルコール度数高めの特製カクテルでなだめつつ
オンナ心が分からないゲイはゲイ失格だ、
とか人間の性差なんかとっくに超越した愚痴を言い合った。

ようやくキャブを呼び出かける頃には夜もすっかり熟す。
雪が降る中、ド根性でミニスカをはいていたクレムのことを
みんなバカにしてたけど、私はそんな彼女が好きだった。
夜の黒の中、彼女の二本の白い足が
頼り無くユラユラ歩いてゆくさまを今でも思い出す。





日本に帰ってきて、さぁ金曜日の夜に出かけよう!とうことになっても
牡蠣鍋と納豆ごはん食べた後に
さすがにあんな金曜の夜を再現することはできない。
だけど、今でも私にとってFriday Nightは特別な意味を持つ大切な夜だ。

出かけることよりも、出かける準備が楽しくて、
更けゆく夜の中に身をおいている最中よりも
むしろこれから始まる夜を楽しみにすることが幸せで、
今週の金曜もそんなふうに纏う服の色を選んだ。




夜の街を駆ける電車に飛び乗るまでの瞬間、
それが金曜日の夜最高の時間なのだ。










(ま、そういうことしてるから昨日も集合かけときながら遅刻しました。
ごめんねみんな~~!!)
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by akkohapp | 2005-01-29 15:21 | 特別な日
午後から父の会社の近くで筆記試験を受けなければならなかったので
すかさず呼び出してちゃっかり昼ごはんをご馳走になる。
何気に、父と外で二人ごはんを食べるのは初めてのことで
ちょっと新鮮だった。

なんだかんだと言いながら、やっぱ社会に出て働いてる人はすごい。
色んな葛藤や問題があっても、決してそれらを感覚的に捉えるのではなくて
そういう問題がどうしても解決できない社会や環境の構造を知っているから。

母は表現力が豊かな人で、結婚して以来社会で働く経験は皆無なのに
日々のニュースなんかを、小学生でもわかる簡単な例えを出して
ズバリと言葉にしてしまえる能力がある。
父は、そんな母に対照して、なんでもかんでも言葉にする人ではない。
でもそれは、社会の流れの中に身を置いて、その流れの速さや
しぶきの厳しさを身をもって感じ続けている人だからなのだなぁと改めて思う。

こんな風に思えるようになったのも、就職活動を始めて
自分もその社会の流れの中に飛び込む準備を始めたから。
これだけでも、社会に出る準備をする、ということの重要性が良く分かる。





尊敬する人は誰かと聞かれて、これまでに本当の答えを言ったことがない。
でも、本当に一番尊敬しているのは他でもないパパとママなんだ
・・・・なんてナカナカ、絶対言えない・・・・
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by akkohapp | 2005-01-26 00:35 | 大切な人

Over the Rainbow

友人が、過去の恋愛に失恋したという。
話を聞いてみれば大学時代好きだった彼だとのこと。

その彼が、ゲイだったらしい。

海外では常に予防線張っておくけど、さすがに日本じゃ無防備だったってワケで。
残念っ・・・としか言いようがない。
でも彼女いわく、coming outしてもらえたことで、人を見る視野が広がったし
これまでどうしても立ち入れなかった彼の核心に触れたことで
本当の友達になれた、という。

現代ではファッションや思想と同じくらい、性も多様化してるわけで
そういった人間のソフト面は流れるように変化してゆくのに
なかなか社会の制度とか、社会の認識はその変化についてゆけてないのかなぁと思う。

かつて長い戦争を経験した国々は、少なからず性の欲求をどう吐き出すか、という課題に
直面して、日本も元禄時代から江戸時代にかけては男色は日常的なものだったらしい。
ヨーロッパ史にしても、同じようなことが行われていたらしいけど、
じゃあなんで戦場に女性を連れて行かなかったんだろう?って思ったから考えてみた。
(あぁ暇っぷり大発揮中。)
1.女は妊娠する=子供ができると血筋とか、縁とか色々面倒くさい。
2.女は感情的=浮気したら感情面でのもつれが色々面倒くさい。
3.女は体力面で男性に劣る=戦地で守ったりしないといけなくて色々面倒くさい。
4.女は男と違う=精神面での共有が難しく、色々面倒くさい。

当時、男性同士の関係は、最も崇高なものとしてとらえられていたというから
やっぱり、精神面での共有とか、男女間の関係にはないアツイものがあったのかもね。


まぁ、そんなことを考えつつ、その失恋した友人と新宿に出たついでに
レインボーカラー満載の2丁目に、多様性を追求しにいった。
バーの名前「His」とか「裸の王様」ですから、えぇ。

それにしても、日本でマイノリティーであることは苦しいことだろうなと思う。
国籍や人種、性別や性の嗜好、どんな要素であっても
マイノリティーとして「日なた」で生きてゆくのはまだまだ大変なのことなのよ、って
昔ゲイバーの店員さんが言ってた。


常に外側に開かれた人間であることは大事ね。
自分の内部に受け入れることが難しい大きな差異だとしても、
差異の存在を認めることが社会の幅を広げてゆくと思う。



ってこれ別にどっかの国の再選された大統領に言ってるわけじゃないけども。
42回も同じ単語使ってる時点でスピーチ能力ESL並ですから。


・・・・アレ?いつの間にか民主党支持者ブログになってたけどまぁいっか。
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by akkohapp | 2005-01-22 23:44 | race and ethnicity

Keys in New York

Usher と Alicia Keysが歌ってる"My boo"とゆーベタな流行り曲、
なんか好きで最近よく聞いてる。
UsherとBeyonceのバージョンもあるんだけど
Alicia Keysとゆーところがポイント。

BSでやってたAmerican Music Awardで二人が歌うのが
やたらセクシーで可愛かったから、
Yahoo LaunchでPVを見てみたらやっぱかなり良かった・・・
Alicia Keysは才能に加えて、賢さを感じるから好き。
そこらへんのアイドルみたいにすぐHIP-HOPに逃げないし
ダンスで誤魔化さないし、もちろん露出魔じゃないし
ピアノ弾いちゃうし!


彼女のPVもどれもストーリーがあって好き。

いつもお店に来てホットチョコレートを頼むお客さん、
気になるけど、彼私の名前さえ知らないよなぁ~
でも好きになってくよぉ~あーどうやってこの想い伝えよう!
みたいな "You don't know my name"

"If I ain't got you"では
ケンカばっかしてる彼に、ポンと渡された鍵を開けて部屋に入ると
欲しかったピアノがおいてあって・・・ まぁ~!みたいなw
でも彼はハーレムのど真ん中で
ドラッグ容疑で間違って逮捕されちゃう、
んで彼は「待ってくれ!オレ彼女と話さないと!」とか叫ぶんだけど
無情にも連行されて・・・みたいな(笑)
白い息を吐きながら、ニューヨークの寒空の下ピアノを弾き歌う
Aliciaの横顔がとてもきれいです。

どのPVを見ても、必ずどこかにアクセサリーとして"key"を身に付けているのにも
彼女のポリシーを感じます。
彼女の耳や首元に光る鍵は、「人生の鍵」なのかしら~?
素敵。

"My boo"のPVの舞台も、もちろんニューヨークのど真ん中。
ティーンエイジャーのころに恋した相手を忘れられないままの男女が
それぞれ(今頃アイツどうしてるかな・・・)と想いにふけりながら
家でぼーっとしたり、はぁーっと自分の人生にため息をついたりしてる。
んで、まぁぼちぼち出掛けようかな、とコートを羽織って家を出て
43rd Street辺りを歩いてると、あの初恋の相手が歩いてきて・・・・
みたいな。
(あのスタバはどのストリートにあるスタバだろう・・・?)
(おお、デンゼル・ワシントンの映画を一人で見に行ったあの映画館!)
(このMariott Hotelの近くにいいクラブがあるんだよな~)
と記憶力と想像力を使って、映像の中のニューヨークを見るも楽し。



つうかAlicia Keys and Usherホントかわいい。
やたら可愛く見える・・・Aliciaの身長があんまUsherと変わらないこともお構いなし。
あとUsherの部屋の中がカッコイイ。
アメリカの金持ちってみんなあんなかんじの部屋に住んでるんだよねー
いいなー



つぅか私暇ぶっこきすぎ・・・


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by akkohapp | 2005-01-21 00:43 | NYC, USA

ひとりのちいさな手

なにも~できないけど~
それでもみんなの手と手をつないだら~
何かできる~何かでき~る

っていう歌が昔あったような。(歌詞絶対間違ってる・・・)

初めての企業面接で色々勉強になった。

他の学生諸君がどんなことを考えて、
自己PRやら、志望理由やらひねり出しているのか、とか
普段抽象的に捉えがちな自分の考えを
言葉にして具体化することがどんなに大変なことか、とか・・・

でも、具体化しようとすればするほど、
自分は具体的には何もできない無力な人間なんだなって
身に沁みるほど理解してしまう今日この頃。
こんなんで、現在自分が企業にどう貢献できるかなんて
文字にして書けないよ~・・・

だいたい、Save the world みたいな
スーパーマン的思想はそろそろ卒業して現実的に
自分は何をもって社会貢献してゆくのかを
真剣に考えないといけないのかも。
でもでも、一人じゃただの夢想家かもしれなくても
みんなの知識や経験を寄せ集めて人間はここまでの
発展を遂げてきたんじゃん。。。

一人じゃ非力でも、みんなが集まりゃ理想も達成できるっしょ・・・
とか考えてることが夢想家かな・・・
やっぱロジカルシンキングとか無理かも、とほほ。


ああ弱音。
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by akkohapp | 2005-01-20 00:28 | 花鳥風月