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Gotanda Graduation

ようやく、終わって、擦り切れてテカテカになったスーツを着ない朝が来る。

ニュートラルな自分に戻ってみると
いかに色んなものを抱えて走ってきてたかが分かって
長距離ダッシュしてきて、ゴールした後にすごい息切れと一緒に
大声で泣きたいみたいな気分だ。

たくさん私の涙を吸い込んでくれたベッドもシーツを剥がして
ダサいマットレスがむき出しになってみると
なんか可愛らしい。
で、このダサいマットレスの上で最後にわんわん泣いて
この部屋を去る。

70人の男性の中で、総合職の女ひとり、男みたいに働いたつもり、
だけど全然男にはなれなくて
感情の波に振り回されず、一歩引いてしまう逃げが全くない彼らを
ひたすら凄いと思っていた。
凄い、って凄惨、っていう字にも充てられるくらいだから
本当にすごい。

11時の電車の中で昨日と同じ擦り切れたスーツを
毛布にして一時間眠りこける彼ら、
家族に指摘される最近薄くなった頭を気にして
お酒の場では血圧やメタボ指数を気にしながらもやっぱり唐揚げが外せなくて
鼻の頭に汗を浮かべて
やれなんとか部長、なんとか次長と肩書き順にEメールのあて先を並べることが大切で
そして夜の12時からは娘の幼稚園受験の願書を取るために校門の前に並んだり
接待ゴルフ、マージャン、風俗、全部全部こなす彼ら、
彼らこそ本当の男たちで、私を守ってくれた本物の戦士だった。

・・・と思う。


男みたいになんて働かなくて全然良かったのに
それもそれで70人の男性を周囲に
女性らしさも保ちながら、タフに働くのはなかなかの上級テクが必要だったんだと思う。

できなかったなぁ。
壊れたよなぁ。

職場から去った今、何がしたいかって
華やかな色のカーディガンを着たい。
スカートを履きたい。
髪の毛をもっと伸ばしたい。
猫みたいに撫でてもらいたい。

ホントはジーンズとTシャツが一番好きで、
髪の毛だってずっと短かった。
だから相当溜まってたんだと思う、
女になりたい欲求が。
オネエみたいだけど、マジだ。

振り返れば振り返るほど反省ばかりだ。
毎日会う周囲の人を大切にすることが
いちばん大切でいちばん難しいんだ。

でも、これはこれで良かった。

ガサツ街道まっしぐら、女放棄一年半、
でもメタボ戦士たちに可愛がられ
自分と一緒に悩む若手の同僚に支えられ
ものすごい人間ドラマをお腹いっぱいかき込んで
満腹になったところ。
栄養もついたことだから、ちゃんと体内に行き渡らせて
これから会う未知の人たちに分けられることができますように。
これまでに支えてもらった人たちに、お返しすることができますように。


So....what's comin NEXT????
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by akkohapp | 2007-11-02 12:08 | 大切な人