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LOVEINGLISH 呼びかけ編

それぞれの言語には、それぞれのロマンスの度合いがあるらしい。

聞いたところによると、やはりスペイン語、フランス語、イタリア語あたりは
かなりロマンス度が高いとのことだ。
残念ながらこの3言語にしては、フランス語の「愛してる=じゅて~む」と
高校でフランス語をかじっていた妹がなぜかよくつぶやいていた「ささぺるおでん」という
もはや意味不明な二語以外、まったく話すことができないので
これらの言葉の愛深さについてお伝えすることはできない。

しかし、英語については少しだけ、この言葉をつかって
喜怒哀楽を表現をせねばならない場面を何度か繰り返すうちに、
僭越ながら多少なりとも、英語独特の親しいもの、日本語で愛っちゅ~と
ちょっとこそばい、そこんとこ表す表現も自然に会話に織り込むようになった。

今回取り上げたいのは、ズバリ、「呼びかけ」である。

「呼びかけ」

これは日常会話にかなり浸透度が高いため、普段は意識しにくいものだが
実はかなり奥深さがある。

日本の「呼びかけ」言葉のロマンス度はかなり低い。
サザエさんを例にとれば、マスオさんはサザエさんを「サザエ」と呼び、
それは波平が「サザエ~!」と呼ぶ、あるいはカツオが「サザエねぇさ~ん」と
呼ぶのにほぼ変わりはない。
波平にいたっては、フネのことを「かあさん」と呼ぶ始末である。

始末、と言ったって、これが日本の呼びかけ論である。
夫婦は名前で呼び合えれば上等、子どもが生まれてからも恋人の頃からのあだ名で
呼び合える夫婦は全夫婦像のうち、わずか30%に満たない
ような気がする。

そうや問屋が卸さないのが英語である。


まず日本人に馴染みのあるベタ路線第一線を歩むのが
"HONEY"
"DARLING"
何故か日本ではハニーが男性から女性への呼びかけ、ダーリンが女性から男性への
呼びかけとして使われることが多いが、ネイティブ的にはどちらがどちらに
呼びかけても良い。
しかし、この使用頻度というか、どんな人たちがどう使うかを具体的にイメージしてみると
あまり現代っ子たちの間ではメジャー選手ではない。
何故か私のイメージでは、白くて大きないかにもアメリカというかんじの家に住んでいる
70年代の白人カップル、とか、ちょっとおじいちゃんおばあちゃんっぽいにおいがするのだ。
言うならば一世代前のベテラン選手というところか。

この二選手よりも少し先行路線を走るのが
"SWEETIE"
この子とはよくお目にかかる。
街角で、お店で、学校で、郵便局で・・・
ありとあらゆるところで、幅広い年齢と人種、性別に関係なく人気者のようだ。

レジでおつりを受け取り忘れてそのまま立ち去ろうとすると
「ちょっとSWEETIE!あなたオツリ忘れてるわよ!」
学校で先生にミーティングの予約を取りに行けば
「ええ3時で大丈夫よSWEETIE」
もちろん恋人たちの間でも常套呼びかけ句として使われる。


続いて登場するのがBeautiful, Gorgeous, Handsome, Sexy軍団。
こちらの選手団はそのままやんけ外見形容詞群であるが
なかなか登用度、ロマンス度は高い。

街中で新しく可愛い服を着て歩いていると
「へ~いBEAUTIFUL、その服似合ってるよ~。」
女友達へのメールの書き出し、
「ハーイGORGEOUS,元気?」
愛しい夫を起こすとき、
「おはようHANDSOME、もう朝よ」
こちらの選手団は少し登用方法が難しいかもしれない。
以下すべて、セクシュアリティがストレートの場合の使用方法だが
なかなか複雑である。
BEAUTIFUL 女→女◎ 男→女◎ 女→男?
GORGEOUS 女→女◎ 男→女◎ 女→男?
HANDSOME 女→男◎
SEXY 男→女◎ 女→男◎ 女→女◎
これを誤って使うと、途端に自分のスコープ圏外のセクシュアリティを持つ人からも
アプローチを受けることになる。


ロマンス的登用度が最も高いのが
Baby, Babe, Babes等の赤ちゃん軍団。
「今日からあなたは私のBabyね」
「今日も素敵さBaby」
といった具合に、かなりロマンス的要素を包括するカップルのみに
使用が許されるこの言語、
Babe[ベイブ]と使うとよりこなれた感、
Babes[ベイブス]となぜ終わりにSを付けるのか全く持って意味不明であるが
なんとなくこちらも上級選手的サウンドが否めない。
また、Love, My Love等、こちらのラブラブ系も
先頭走者群を肩を並べて走る。そう、Lは大文字なのがポイントである。

さらに円熟系を行くのがDear, My Dear。
ここまで呼んでもらえるならば、もう行き着いたも同然である。
ゴールは近く、24時間テレビではそろそろZARDの曲が流れ出す。
友達なり、恋人なり、夫婦なり、どことなく深め合った結果の
あたたかく、柔らかな光がぽぅっと漂うようなその響きに
一種の憧夢さえ抱く、お~いぇすMy Dear...(エコー)

市内マラソンなんかではいつも最後に必ずコテコテに仮装した輩なんかが
大手を振ってゴールをし、みんなが拍手喝采、いや~今日も
良い走りが見られたね、なんつって笑顔で家路に着くものだが、
そんなかんじが番外編。
Cutie Honey Chocolate Sweet Pie with Whipped Cream with Cherry on the Icecreamとか、My Icecream Sundae with Chocolate Syrup and Honeyとか、My Lovely Hotdog with Super Deilcious Long Sausageとか、
あ、すみません、途中から中国並みに捏造しましたが、別にエッチなことを考えていたわけでは全然なくて、そんなんじゃなくって。





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人種番外編では何故かラップの曲なんかには女の子をSHORTIEと
表現したりすることがよくある。
これは男の人から見て大抵女の子の方が小さいから、ということらしいが
なぜそんな風に言うのかと聞いた男の子の友達が自分よりも背が低かったので
非常に気まずい思いをした。

最近ではヒップホップの音楽で女性をBITCHとかHO(売春婦)
などと呼ぶような内容の曲が多く、ヒップホップの巨匠たちは
そんな空っぽになってしまったヒップホップ界の現状を嘆いている。
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by akkohapp | 2007-08-05 23:04 | NYC, USA